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ボーマンダの曲射

大学生が綴る日常の中の非日常

正負

今まで僕は帰国子女だとは言ってきてもどこに住んでたかは明かしてこなかった。

ネタにしようと思えばできるけど、それはリアルでやってなくもないから。真面目に話をしてもしらけるだけだから。

じゃあ何でこのタイミングでこんな話をしようと思ったか…。それは僕にも分からない。

ただ、自分が住んでたところについての偏見を聞いたからというのは一因ではあるだろう。





さて、僕がたった一年間されど一年間過ごした国は貧しい国だ。とても貧しい国。親が何の仕事でそんな場所に行ったかはよく分からないが、連れていかれた。

今の日本での生活を考えれば天と地の差があると言っても過言ではないぐらいの場所で過ごした。

もちろん僕ら日本人がそういう国で過ごすと富裕層だ。だから一軒家で広大な庭にプールやテニスコート、人によっては馬の飼育は割と当たり前。現地の人が手の届かない嗜好品も日本円になおすとめちゃくちゃ安い額で買える。

それでも不便だった。
水や電気が止まってるのはデフォ。水が出たらその時にタンクに大量に溜めておく。水出ても泥水。
ミネラルウォーターも煮沸しないと危なくて飲めたもんじゃない。
ガソリンスタンドにガソリンなんてないからガソリン持ってる人のところにタンクを持って分けにもらいに行って、僕も自分でガソリンを家族の車にポリタンクから注いでた。

もちろん治安も良くない。
信号で止まるとスマッシュ&グラブで強盗される。
なんかあるとすぐ銃を持った兵士が家に来て事情聴取される。

貧しい国なんてそんなものだ。後に知ったのだが、これでも貧しい国の中では割とマシな部類の国らしい。





それでも僕はこの国が好きだ。

経験、という面では貧しい人たちを間近に見て物を無駄にしなくなった。これが良いかどうかは別にして、食べ物を残すのは本当にできなくなった。

そして何より机上では全く学べない文化を直に感じた。
広大な自然、それと共存する人々…。何もかもが新鮮で素晴らしかった。

こればかりは文章で表現するのは難しい。だけど、僕の人生において大きなターニングポイントとなったことは間違いない。それくらい感銘を受けた。

負の側面が大きいことには間違いないのかもしれない。でも、やっぱりプラスもたくさんあった。



だけどいざ日本に帰ってきてその国の良さを周りに伝えようとしたら偏見を持ってる人、興味のない人が多いこと…。

そんなこと当たり前だろ。頭では分かってるけど、決してそんな国にも負の面ばかりじゃないんだってことを知ってほしかった。





結局この記事は何を言いたかったの?と問われると何とも言えない。

偉そうなことを言ってしまえば、みんなに偏見を持って物事を捉えてほしくないってことを伝えたかったのかもしれない。

でもそんな大層な話をしたくて書き始めたわけじゃない。

自己満足っていうのが一番の答えだけど、そんなこと言ったらブログという存在が全て自己満足。

後で自分で見返したら恥ずかしくなると思う。黒歴史間違いなし。



ただ、いわゆる"途上国"にも正の側面がいっぱいあるし、直接行く機会なんてほぼ皆無に等しいかもしれないけど、一度は想いを馳せてみてほしい。
ということだけは書きたかったものである。