ヨーロッパ旅行<スペイン編>
前回の続き
詳しくは上の記事を読んでね☆
スペインはまず南西の都市セビージャを目指した。
その前によく分からない田舎町に寄った。
知り合いの生まれ故郷とかいう話だから連れられて行ったけど、本当によく分からなかった。
町の名前はアルモナステール・ラ・レアルとかいうところ。
スペインがイスラム勢力の統治下にあった時に作られたモスクを改造して教会にしたメスキータはコルドバにあるものが有名だがその人曰く、この町にあってその二つがスペインにあるたった二つのメスキータらしい。
ということで一応行ってみたが、内心「まあ、大したことないだろうなぁ…」って思いながら行った。
だが意外や意外。この町がなかなか良い
こんな感じ。
THE☆田舎町っていう雰囲気とヨーロッパらしからぬ歴史を感じさせる建築物。
この二つが融合して良い町になってた。
知り合い曰くここはイベリコ豚の産地でご飯もおいしいらしいが、時間がないので惜しいなと思いつつセビージャへ。
その日はセビージャに着いた時点で夜だったのでホテルで夜を過ごすことに。
そのホテルからセビージャの大聖堂を望んだ景色がなかなかに素晴らしかったので貼っておく。
うーん、夜景はうまく撮れないっすね…。
翌22日は朝飯を近くのカフェで済ませて行動開始
ちなみに生ハムサンドでした。店員のおっちゃんが英語通じなくて大変だった・・・
朝はかの有名なスペイン広場(同名の広場は各地にたくさんある)へ
とても良かった(ボキャ貧)
この良さは写真じゃ伝えきれない感がとてもある。
スターウォーズのエピソード2のロケ地としてもとても有名(後から知った)
続いてアルカサルへ
イスラム時代の何かの跡地に作ったスペイン王室の宮殿らしい
うーん、写真だと何がなんだか分かりにくい・・・
とにもかくにもイスラム建築とキリスト教世界の融合というものをまざまざと見せつけられて歴史好きの僕はひたすら興奮してました。
おかげで友人とはぐれて大変だった…。
一旦ホテルに戻ってチェックアウトした後はこの街一番の見どころである大聖堂へ
何やらカトリックの教会としてはバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさらしい。
やはりすごい…。なんというかすごい
大聖堂の塔の上からの風景
街はしょぼいっすね・・・
お昼は大聖堂の近くのお店でテキトーに済ませて移動。
ちなこの時入ったレストランがこの旅行の中で一番クソだった。でも「一番」クソだったってだけで普通においしかった。いかにこれらの国の食の水準が高いかよく分かる。
途中よく分からん田舎町のホテルの中にあるカフェで休憩
のどかで良いところ
で、次の目的地コルドバに到着
ここで余談だが、コルドバという町はイスラム勢力がイベリア半島を支配していた時代に首都を置いていたところ。つまり街や建築物にイスラムの影響が色濃く残っている。
さらにイスラム圏の町の特徴として道が複雑に入り組んでいて敵から侵入されにくくするという点がある。
つまりだ。迷いに迷った。それはもう果てしなく。ホテルにたどり着くのにマジで数時間かかった・・・
そしてこの日は夕食をとって終わり。
コルドバの名物(らしい)牛テールの煮込みシチューみたいなの食べた。美味
続く23日は前述したメスキータへ
かっこいい
ここでもアラブっぽい内装に終始興奮してました。
キリスト教っぽさもある。
いや~スペインいいっすね。
昼飯はテキトーに済ませて次の町、グラナダへ向かうことに。
この日はとても天気が良く、早めに着いて景色を眺めようという話になった。
そしてグラナダに着いて眺めた景色がこれ
ふつくしい・・・
グラナダといえばイベリア半島最後のイスラム王朝であるナスル朝が都を置いた場所。
その王宮として使われてたのがこの写真に写るかの有名なアルハンブラ宮殿。
どうやらナスル朝の最後の王は王朝が滅びてグラナダを去る際にこの丘から宮殿を望んで涙を流したらしい。
その気持ちがとてもよく分かる(?)
夜は色んなバーをはしごした。この日は4件回った
スペインではタパスと言われる小皿料理を何個か注文してみんなで囲んでお酒を飲むという習慣が多く、有名だがここグラナダではお酒を頼むと無料でそのタパスが一品ついてくる。(事前にガイドブックやホテルの人に確認してから行った)
もちろんそれがついてくるからと言って値段が高いわけではなく、むしろ日本円に直すと安く感じられるぐらいだった。ビール一杯で€2ほど(300円しないぐらい)
ついてくるタパスも店によって違うし何杯も酒を頼むと毎回違うのがついてくる。
生ハムだったりパンの上にグリルしたイベリコ豚が乗ってたり非常に満足できる内容だった。
行ったバーのうちで最も雰囲気の良かった店内の写真がこれ
次の24日はついにアルハンブラ宮殿の中に入ることに
僕はこのためにスペインに来たと言っても過言ではない。
その前にちょっと時間があったので大聖堂に
まあまあ
そしてついにアルハンブラ宮殿へ
事前にネットで予約してたからスムーズに入れた
素晴らしい・・・
この素晴らしさは伝えきれないので是非行ってほしい
敷地内で休憩してるとネコが
かわいい
兵舎跡の近くにあった見張り台的なサムシング
アンフィテアトルムに似た何か
何かはよくわからなかった
庭園
雰囲気はすごい好きだったけど取り立ててすごいものではなかった。
夕方には前日と違う丘的な場所からアルハンブラ宮殿を望んだ
このアングルもなかなかすこ
グラナダ最後の夜もまたバーをはしごした。
スペインの飯と酒はうまい!
翌25日は首都マドリッドへ向けて移動開始
けっこう距離があるので朝早くに出かけて着くのはけっこう遅くみたいな
マドリッドに到着する前にマドリッド郊外にあるトレドという町を外から眺めた
個人的にはアルハンブラ宮殿と並んで好きな景色だった。
世界史を学んだ人は一度は聞いたことがあると思うけれど、トレドというのはイスラムとキリスト教世界の結節点になった場所でこれもまた良い町(らしい)
この日はほぼ移動だけで終わった。
夕食はスペイン料理といえばこれ!というパエリアの店に行って本場のパエリアを食べた。(厳密には本場はバレンシアとかの地域だが)
正直、我が家で出てくるパエリアのほうがおいしかった・・・
マッマの作るパエリアおいちい
26日はマドリッド市内にある美術館巡り
美術館は写真撮影できないし、けっこうな雨だったのもあって写真はない。
まずソフィア王妃芸術センターなる場所に
大学生は無料だった、やったぜ。(海外は日本語の学生証を堂々と出して普通に学割が効くアレ)
目当ての『ゲルニカ』を見に
こんなやつ(ネット上から拝借)
まあ、有名ですね。
第二次大戦前に起きたスペイン内戦においてドイツ空軍により行われたゲルニカ空爆の悲惨さを訴えるためにピカソが描いたやつ。
芸術方向にあまり関心のない僕は何がすごいのかはいまいち分からなかったけど、有名な絵を間近で見れた。
次にテキトーに昼飯を済ませた後にプラド美術館へ向かった
ここも大学生無料。
ここは絵画に無関心な僕でも知ってるような絵が数多くあり、日本語のガイドがあったのも相まってすごく楽しめた。
『ラス・メニーナス』や『マドリード、1808年5月3日』といった有名な絵画が数多く並ぶ中、僕が最も気にいったのはティントレットが描いた『使徒の足を洗うキリスト』
こんなやつ(またもネット上から)
何で気に入ったかは言葉におこすととても難しいが、構図がすごい(いけぬま)
そんなこんなでプラドを回り終えた
なんていうか…美術館とか行った後って何とも言えない疲労感がきませんか?
そういうわけでホテルに戻って少し休憩した後に夕食へ
この日は父の知り合いでマドリッドに住んでる人から誘われていたので飲み屋に
めちゃくちゃ飲んだせいでめちゃくちゃ酔っぱらった(特に友人が)
27日は前述したトレドに…行く予定だった。
友人が激しく二日酔いしててそれどころではなく、午後からの行動になってしまい行く余裕がなかった。許せん…
仕方なく、ショッピングと僕の好きなところに付き合ってもらうことにした。
市内中心にあるデパートでお土産などを買って再び市内を移動
レアル・マドリードの本拠地サンディアゴ・ベルナベウ
マジででかかった(こなみ)
この日は同じくマドリッドに本拠地があるアトレティコ・マドリードとのダービーマッチがあったので外にまで響いてくる歓声がすごかった。
そしてアトレティコ・マドリードの本拠地ビセンテ・カルデロン
奥に見える変なのがそれ
ベルナベウに比べたら小さかったけど、それなりだった。
ホテルに戻って、ホテルの近くのお店でちょーテキトーに夕食をとった。ハンバーガー食べた(謎)
これでスペイン旅行がおしまいです。
この後、28日から突然イタリアに行くことになるのですが、それはまた別に記事を書きます。
スペインは本当に良い国でした。
飯はうまいし、僕好みの歴史を持ち、サッカーもある。
特にグラナダが僕の一押し。是非みなさんも行ってみて。ポルトガルよりは圧倒的に優先順位高いと思われる。
ではでは