ボーマンダの曲射

社会人が綴る日常の中の非日常

【ゲーム感想・評価】金色ラブリッチェ

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《ネタバレありで進行します》

 

2017年末にSAGA PLANETSより発売されたエロゲ

 

外出自粛中ということでくっっっっっっそ久しぶりにエロゲに手を出してみることにした。(約2年ぶり)

 

やっぱたまにやると面白いもんで4日ほどでクリアしてしまった。

そんなわけで今回もちょっとした感想を。

 

 

 

 

 

【結論】

80点ぐらい

 

 

 

【ストーリー概要】

ひょんなことから異国のお姫様と出会った主人公が、そのお姫様の通うお金持ち向けの学園に転入させられ、実質的な女子寮で生活する…

というまあありふれた感じのもの。

 

 

 

【評価詳細】

○ストーリー

 端的に良かった。前回プレイした『ひこうき雲の向こう側』のシナリオライターであるさかき傘先生が今作の担当ということで期待していたが、非常に良かった。

 

 が、けっこう粗が目立つなーというのが印象だった。

 本作は簡潔に言えば「かっこつけてもがむしゃらにゴールデンタイム(素晴らしい時間)を掴みとれ。結果的にそれが一番かっこいい」みたいなものだと思うんですね。

 つまり「かっこいい」というのが一つキーワードになってる。

 なのにヒロインが恋に落ちる時の主人公は「かっこいい」かといわれると「???」ってなってしまう。ヒロインたちの言う主人公は「過去」はかっこよかった。

 まあ、その後かっこいいと思わせればそれでいいじゃないと言われたらそうなんだけど、イマイチ心情の変化などが分かりにくかった気がする。

 それとシルヴィアの追加シナリオとか正直蛇足感が否めなかった。

 現実的なシナリオの中に少しでもファンタジー感があったらダメというつもりはないけどあれは違うよなーと。うまく説明できないけれど。

 

 でも理亜√の最後にシルヴィアが髪を切ってるシーンで一気にきてしまったのも事実だし(あそこでヤバい…ってなるの自分ぐらいなんかね?)

 総合すると良かったという評価になってしまう。

 

 

○キャラクター

 ほんたにかなえ先生の絵、とても良かったです。

 『ナツユメナギサ』以来、久しぶりに触れたけど当時より好きになった。

 あと上で「主人公のかっこよさが~」みたいな話したけど、ヒロインたちはめちゃくちゃかっこいい。

 生き様がかっこよくて見た目はかわいい。最高じゃないですか。

 声優陣もそれなりに有名な人たちばかりなので安心感あります。

 取り立てて好きになったキャラクターはいないけど、けっこう評価ポイントだと思ってます。ただし、これをキャラゲーだと思ってやらないほうがいいですね。

 

 

○音楽・BGM

 OP曲である佐咲紗花の『Golden Mission』は大好きな曲。

 これがきっかけで佐咲紗花のライブにまで行くようになったぐらい。

 ただ…この曲はこの作風と合ってなくないか…???

 ED曲である柚子乃のshining! our lifeも好きになったのは収穫。

 BGMもあえて曲名を挙げるようなものはなかったけど、それぞれの場面の引き立て役としては十分だった。

 

 

 

【総括・感想】

全体としては十分に満足できる出来だった。

理亜√の出来は圧巻だったし、シルヴィア√などもそれを引き立てるためのおぜん立てとしては十分。

本作通してのテーマ「かっこいい」というのは単純で良いテーマだった。

シナリオ以外も及第点以上だし、名作と呼ぶには満足する出来だった。

前述の通り、色々考えれば「うーん・・・」っていう点は出てくるけど、マイナスの点ばかりを考えてこの作品の良かった点に目がいかなくなっては勿体ないのもまた事実。

久しぶりのエロゲとあって、プレイ中・プレイ後はまさしく『ゴールデンタイム』でした。

SAGA PLANETSとさかき傘先生の次回作に期待してます。

 

 

 

 

 

P.S.

FDもあるみたいなのでどっかで時間見つけてまたやりたいと思います。

ただ、金恋クリアしたことで積みゲーが残り一つになったし、新しく買うのもなーって感じはある。